マンガ 谷口ジロー
訃報。
Le_Figaro /「マンガの詩人」谷口ジロー。亡くなる。
いしかわじゅん/残念だ。谷口ジローが亡くなった。不確実な第一報が流れたあと、新聞社から連絡があり、亡くなったことが確認された。同時代を走ってきた一人だったので、欠落感は大きい。近年は「孤独のグルメ」ばかりが引き合いに出されたが、もっと激しいものも繊細なものも描けた漫画家だった。ああ、残念だな。
とり・みき/谷口ジローは『事件家家業』『青の戦士』からスーパースターでした。矢作俊彦『マンハッタン・オプ』の挿画も大好きだった。『「坊っちゃん」の時代』から絵に明るさが入りますます。先日のアングレームではフランスの読者・マンガ家・編集者がみんな神のように氏のことを讃えていました。
谷口ジローさんは「孤独のグルメ」がクローズアップされがちだけど、「犬を飼う」では中流家庭の日常もの、「事件屋稼業」などハードボイルド劇画、「神々の山領」など山岳もの、「坊ちゃんの時代」など歴史もの、「ブランカ」など動物もの、ルーブル美術館の「千年の翼 百年の夢」・・・
色々描いていて、どれも凄まじい描画力に支えられた名作揃い。まさに職人だった。
追伸/デビュー当時から(無防備都市ほか)ファンでした。年を取る毎に「画力」が増していき、アートの世界に。(スクリーントーンの技術は、正に職人の技でした。)
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